営業の場合、お客様それぞれ考えも違えば、この言葉を言ったからといって 住宅を必ず購入していただけるといった正解があるわけではありません。 違うからこそ、いっぱい話して、自分で学んでいくことが大切です。 お客様によっては金銭面等についてもはっきりと伝えて、納得してもらうことも大切だったりします。 東栄住宅の土地や住宅を購入してもらって、後悔だけは絶対にしてもらいたくないと思っていましたし、 本当に購入したいと思って下さる方にご提供できるよう、全力で説明することが当時の働き方でしたね。今も継続してそのように思っています。

特に印象に残っているのが他社の物件とどちらを購入するかを1ヶ月間ずっと悩まれていたご夫婦です。 他社と東栄住宅を自分なりに比較して、良い所・悪い所をそれぞれお伝えしました。 やはり最後に決めるのはお客様自身なので、私にできる精一杯のことをしましたね。 何回目かの内見の日。ご主人が椅子に腰かけ、ずっと決断できずに悩んでおられましたが、 「栁さん、背中押して！」と言われ、もう一度他社との違いについてご説明し、納得していただいた上で、ご契約に至りました。 一生に一度の大きな買い物をするので、もちろん悩まれるのは分かります。 そんな時にお客様もそろそろ結論が欲しいと思うタイミングで背中を押せたりすると、 お客様の喜ぶ顔も見ることができますし、やっていて良かったなと心から思いましたね。

「背中を押して！」なんて営業をしていて初めて言われましたが(笑)、そう言ってもらえる関係性を築けたことは自分にとっても自信に繋がりました。 相手が何を求めているのか、何を知りたいのかを考えたり、話しやすい雰囲気作りを常に意識して、対応をしていましたね。 本当にいいものを買ってほしいという気持ちが、お客様に少しでも通じているといいなと思います。

毎年、日本各地から全社員が集まるキックオフという行事がありますが、そこで表彰台に立ちたいという夢があります。 営業課・仕入企画課等、部署によってそれぞれの項目で優秀者が表彰されるのですが、 その中でも特に“仕入の利益率”を上げて、表彰されて会社に貢献したいなと思います。