Person 想いをかたちにする人たち Person 想いをかたちにする人たち

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Cross Talk 01

人を幸せにする住まいづくりのために、
私たちができることを。
東栄住宅でキャリアを積んだ各職種の社員は、「東栄住宅の住まいづくり」をどのように捉え、東栄住宅という会社をどのような存在にしていきたいと考え、そして自分自身をどのように成長させていきたいと考えているのでしょうか。それぞれの現場でのエピソードや仕事に対する想いを交えながら、5名の社員がまっすぐに、本音で語り合いました。
有馬 潤(Jun Arima)
Jun Arima
海外事業推進室 課長
2002年入社
工学部 土木工学科卒
望月 克信(Katusunobu Mochizuki)
Katsunobu Mochizuki
生産本部 施工管理Ⅰ部
神奈川施工一課 課長
2003年入社
工学部 建築学科卒
加藤 麻里(Mari Katou)
Mari Katou
生産本部 首都圏企画部
東京企画一課 プランナー
2007年入社
造形学部 住環境学科卒
中村 裕和(Hirokazu Nakamura)
Hirokazu Nakamura
事業開発本部 営業二部
ブルーミングクラフト埼玉
副部長
2014年キャリア入社
建築科卒
蓼沼 豪(Gou Tadenuma)
Gou Tadenuma
戸建事業本部 本店
営業企画課 課長代理
2014年入社
経済学部 経営学科卒

Theme 01

蓼沼

私は新卒社員が数多く配属されている戸建事業本部・本店に勤務し、入社6年目に営業課長代理というポジションを任されました。メインの仕事は営業課員のマネジメントです。マネジメントというと「部下に指示を出す・管理する」イメージがあるかもしれませんが、私自身はあくまで、課員が営業しやすい環境を整え、サポートすることに力を入れています。

望月

私が所属する施工管理I部は、住宅をつくる要の部署として健全な生産体制を整え、お客様に良質で廉価な住宅を提供する役割を担っています。その部署で私が任されているのは、住まいづくりの現場を管理する施工監督たちのマネジメントです。現在は神奈川エリアの現場状況を毎日確認し、現場での課題に対する改善策を考え、施工監督たちに実施してもらっています。

加藤

私は東京の西エリアにある分譲住宅の設計を担当する部署に所属しています。上司である課長から任された案件について、仕入企画から上がってくる物件情報をもとに、現場と法規制を調査。その後まず建物のプランニングをし、仕入企画と打ち合わせをしながら間取りを決定します。そして企画書から、建物と造成の図面までを作成するのが現在の仕事です。

中村

私はお三方が担当されている分譲住宅ではなく、注文住宅の『ブルーミングクラフト』を扱っています。所属する営業二部は、東京・神奈川・埼玉・千葉で注文住宅を検討されているお客様に、完全自由設計、フルオーダーの住宅である『ブルーミングクラフト』を提案する部署。そのなかで私は、ブルーミングクラフト埼玉の営業所員に対して、営業活動のサポートや育成をメインに担当しています。

有馬

私はフィリピン共和国での分譲住宅事業、オフィス内装工事事業などを手がける部署に所属しています。現地では4.1haの土地に分譲住宅を計画中で、私は品質・安全・工程・原価などの面から施工現場のマネジメントを任されました。併せて進めているオフィス内装工事では、パートナーである現地施工会社の技術向上を目指し、コンサルティングを行っています。

Theme 01 現在取り組んでいる仕事、任されている役割

Theme 02

望月

ある物件が完成したので現場でチェックしていた時、実際に物件を購入されたお客様が娘さんを連れて来られました。娘さんは結婚が決まっていて、「ぜひ娘にも東栄住宅を勧めたくて内覧に来た」と。本当に嬉しかったですね。

有馬

いいですね。そういう機会にはなかなか巡り合えませんから。

望月

東栄住宅は、間取りや収納でたくさんの付加価値を生み出していますが、その一つひとつを職人の方々に理解してもらい、施工現場で形にしていくことは決して簡単ではありません。でも、そうやってお客様が喜んでくださる姿を見ると、苦労も報われますね。

加藤

望月さんの素敵なエピソードのあとで恐縮ですが、私が設計を担当した物件では、造成中の土壌に問題が見つかったことがありました。そこで間取りから車庫の位置まで「すべて変更してほしい」との連絡が入ったのです。

蓼沼

それはもしかして…。

加藤

そう、蓼沼さんが土地仕入を担当した物件(笑)。もう少しで着工というタイミングだったので驚きましたが、とにかく急ぎで図面を直し、遅れを最小限に抑えました。何か問題があった時には、ためらうことなく立ち止まってやり直す。私はそこに東栄住宅の住まいづくりの「らしさ」を感じました。

蓼沼

万が一あのまま進めていたら、何よりお客様に迷惑をかけてしまいます。それだけは絶対にあってはならない。そこで私は当時本店長兼戸建事業副本部長であった上席に「工期を遅らせてでも、企画を変えさせてください」と速やかに相談し、許可を得ました。設計の加藤さん、施工の方、その他多くの部署の方々に負担をかけましたが、できることはすべてやりたかったのです。それはきっと全員が心がけていることだと信じていましたから。

中村

その通りだと思う。東栄住宅は職種の間に壁がなく、同じ熱量でお客様に向き合えるところが強みですね。私は同業他社から転職してきたから、その強みがいかに大切かよくわかります。

有馬

お客様に対して我々が共通認識を持ってやっていくことが、住まいづくりにとって大切ですよね。特に中村さんが扱っている注文住宅の場合は、物が無いわけですから、お客様は「東栄住宅に託す」という決断をされることになる。託されたバトンは、我々全員でつないで行かなければね。

中村

バトンをつなぐ、か。いい言葉ですね。

Theme 02 東栄住宅の住まいづくりについて

Theme 03

望月

東栄住宅は、お客様から見えないところにもこだわって住まいづくりをしているし、その管理を私も厳しくやっています。そして完成した物件は、一つひとつが会社の“看板”になります。それらすべてが、世代を超えてお客様に愛される。そんな存在にしたいですね。我々がきちんとやっているから、協力会社様の職人の方々も力を貸してくださるし、なかには東栄住宅の物件を購入してくださる方もいます。

蓼沼

お客様、取引先の皆さん、そして社内の仲間はもちろんですが、私は施工現場の近隣住民の方々にも愛される存在でありたいと、常に意識しています。施工前には近隣を回ってご挨拶しますが、完成までに住民の方々からお電話が入らなければ、「無事に終わってよかった」とホッとします。私たちの仕事は、一つの街並みを形成していくことでもありますから。

加藤

以前、産休・育休で現場を離れていた時は「設計に戻るのは難しいかな」と不安でした。でもいざ復職してみると、時短勤務の私に合わせて打ち合わせを早めてくれたり、メールで済ませてくれたり…。時期によっては在宅勤務もできましたので、多様な働き方を支援してくれる会社だと思います。

中村

周囲の方々にとって、“設計の加藤さん”は不可欠な存在だからですよ。私も設計の方は頼りにしていて、お客様と街角リアルモデル(ブルーミングクラフトのモデルハウス)で打ち合わせをする時は、設計の方に同席してもらっています。

有馬

私は以前、中村さんと仙台での注文住宅事業で関わりましたけれど、あの頃もお客様の前で私をつかまえて、「彼が施工を担当します。安心してお任せください」とアピールしてましたよね(笑)。

中村

お客様との初回の打ち合わせから、チームワークの良さを前面に押し出せるのは、東栄住宅だからこそ。その強みはこれからも活かしていきたいです。フィリピンではどうですか。

有馬

現地には日本のハウスメーカーがあまり進出していないこともあり、日本の住宅ブランドはまだ認知されていません。ですがその状況は我々にとってチャンスです。いかにコストを抑え、付加価値をつけて提供するか、皆でアイデアを出し合って形にしてきた東栄住宅の存在を、フィリピンの方々にアピールできるわけですから。

Theme 03 住宅業界のなかで東栄住宅をどのような存在にしていきたいか

Theme 04

中村

東栄住宅は理念が社員一人ひとりに浸透している会社なので、現場に裁量を持たせてくれています。私は先ほどからチームワークについて話してきましたが、全員が同じ熱量を持ちつづけることは簡単ではありません。そこで私は持たされた裁量を活かして、職種を問わずチーム一丸となってお客様と向き合っていけるよう、広い意味でのマネジメント能力を磨いていきたいですね。

蓼沼

営業の裁量の大きさは、中村さんがおっしゃった通りです。私自身、課員の日々の行動に必要以上に干渉することはしません。だからこそ、課員本人が自らを律して行動できるセルフコントロール能力を身に付けられるよう、私も日々指導しています。とはいえ、私自身まだまだこれからですので、多くのことを経験して将来は営業所長となり、さらにその先は東栄住宅の経営に関わる立場にポジションに就きたいと考えています。

望月

お客様に信頼され、長く愛される住まいを提供できるかどうかは、施工監督にかかっている部分がとても大きい。彼・彼女らが、現場で職人の方々を取りまとめるためのリーダーシップ次第なのです。そして、リーダーシップを発揮できる施工監督を育てられるかどうかは、私の肩にかかっています。これからも社員を大切にしながら、良い人材を育てられるようなマネジメント業務に取り組むつもりです。

加藤

東栄住宅の物件を購入して住んでくださっている方々が、いまどうされているか。私はそのことについて最近よく考えるようになりました。購入した頃は小さかったお子さんが巣立ち、体が不自由になって…という方も増えているはず。ですから今後は、世帯構成や生活スタイルの変化に適応できる分譲住宅を提案したり、さらにリフォーム事業にも携わったりと、自分の仕事の幅を広げていきたいですね。そしてお客様の生涯に寄り添えたら嬉しいです。

有馬

フィリピンの施工会社様で働いている職人の方々は、当然フィリピン人で、母語はタガログ語です。赴任したばかりの頃は、向こうも私もお互いに片言の英語で、コミュニケーションに苦労しました。でも、依頼したい仕事についてまず私自身がやって見せると、皆さんすぐに理解してくれたのです。そして思いました。「日本の施工現場と変わらないのだ」と。そう気づいてからは、フィリピンだけではなくさまざまな国に東栄住宅の存在を知らせたいと考えるようになりました。もし次の海外拠点ができたら、それがどこの国であっても、私に任せてほしいですね。常に良いものをつくって提供していることは、もう我々は全員自負しています。購入してくださったお客様もそう感じてくださっているはず。あとは広めていくことなんですよ。